2021.06.19

自分のこと

RASSEMBLE Blog

はじめまして。

RASSEMBLEオーナーの高橋と申します。

この度、ホームページ内でブログを始めました。

拙い文章ではありますが、少しずつ更新していくのでよろしくお願いします。

最初の投稿は私の簡単な自己紹介的な事を書きたいと思います。

私自身は埼玉県出身で、洋服に興味を持ち出したのが中学生の時です。周りにお洒落な友人がいて私服はいつも違う洋服を着ていて、その影響が大きかったです。

とは言え当時は中学生なんでお金もなく、月のお小遣いで買えるものなんて限られているので地元の駅前にあるジーンズメイトと306っていう洋服屋で買っていたのを覚えています(笑)

高校生になってアルバイトを始めて自由に使えるお金が増えてからは給料のほとんどを洋服代に費やしていました。その頃はいわゆる裏原系が流行っていて(裏原後期かな?)、当時のアルバイト先の店長が裏原好きだった事もあり(グッドイナフやフィネスのTシャツを着てました)本格的な洋服の入りも裏原ファッションからでした。

当時は今のようなSNSは勿論なくネットも普及していなかったので雑誌が一番の情報源で、切り抜きを鞄に入れてそこに乗っている住所と地図を頼りにお店の場所を探すんです。

ようやく見つけたお店で16歳そこそこの若造がTシャツ欲しさに1〜2時間以上並んで、ようやく入店できたと思ったら商品が何も無かったことなんて事もありましたね。

今みたいにオンラインショップも盛んではなかったから、みんな店舗に行って買うんです。

APE、アンダーカバー、ELT、ヘッドポーターなど色々行ってましたが、特にナンバーナインっていうブランド(現Soloistの宮下さんがデザイナーだったブランド)が好きで月に1〜2回は通っていました。当時はとにかく人気があって、特にシーズンの立ち上がり日なんて朝から並んでお店に入れるのが夕方とかでした(笑)

それでこのナンバーナインのお店が恵比寿駅から徒歩10分くらいの住宅街のちょっと変わった場所にあって、「本当にこんな所にお店が?」っていう場所にあったんですよ。近くには八百屋とかあって、今思い出しても本当に辺鄙な場所にありました。

ようやくお店に辿り着いても、今の時代では考えられないかもしれませんが当時の洋服屋って店員さんがちょっと怖くて、欲しいアイテムがあっても話しかけるのに勇気が必要だったりと、、、
それでもお店の中に入った時のワクワク感、ドキドキしながら買い物して埼玉に紙袋を持って帰るのが楽しくて仕方なかったです。

帰ってからは紙袋を開けて、鏡の前で買った洋服を何度も着ては脱いでの繰り返し。洋服好きなら誰しもがする経験だと思います。ちなみにお店の紙袋も捨てるのが勿体無くて無駄にためてましたね。

古着なんかにも興味を持ち始めて原宿のサンタモニカ、ヴィンテージキング、ゴーゲッターとかに行くんですが、ここも店員さんに話しかけるのが怖かった思い出が(笑)

他にもナンバー44っていうお店があって、ここも格好良かったなぁ。

その後は服飾の専門学校に進学して卒業後は大手セレクトショップにアルバイトで入社しました。
そこで諸先輩方に洋服の基本的な事や歴史的な背景を学んで、自分の中で洋服の着方や価値観が大きく変わりました。

当時は本当にカスみたいな給料(言葉汚くてすみません)で、その中から洋服を買って、しかもダサかったら怒られて店頭に立たせてもらえなかったりとかなり過酷な環境の中で働いていました(笑)

そんな先輩はみんなお店の服を着てないんですよね。古着だったり、インポート物だったり、デザイナーズだったりと。当時の洋服屋はそれが当たり前で、本当に格好良かったです。

何とか認めてもらいたくてとにかく服を買いまくって、たまに先輩に褒められるとすごく嬉しくて。30代以上の洋服屋経験者なら共感していただける方も多いのではないでしょうか?笑

仕事が終わった後はコンビニで缶ビールを買って、その辺で飲むのが習慣でした(通称ワン缶)。

みんな服にお金使うから金欠で、でもお酒も飲みたいから安上がりなワン缶をする訳です。

今ではそんな昔のような洋服屋ってあまりないと思いますが、そういった環境があってもいいと思うんですよね(今だとパワハラ扱いになるのか?)。

私自身はそんな環境で育ったからこそ今の自分があって、目標だった自分のお店を開くことができたと思っています。

初めてのブログで長々となってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

ちなみに自分は怖いスタッフとかでは全くないので(笑)、お気軽に話しかけてくださいね。

次回からは商品紹介もしっかり書いていきたいと思います。

RASSEMBLE 高橋